複数のバイトが並んだものです。
バイト列の考え方では、データがどんな種類のものであるのかを問わず、ただバイトが並んでいるという事実だけに基づいて取り扱います。
たとえば、ファイルの内容を読み取るプログラムでは、ファイルの内容を受け取る場所(変数など)を事前に用意しますが、その型をどうすればいいか分からない可能性があります(ファイルの内容は読み取った “後で” 分かるものだから)。この場合、バイトを表現できる型の配列を用意し、ファイルの内容をバイト列とみなして読み取りを行います。
バイト列は、C言語や、C++14以前の C++ では unsigned char型の配列を使って表現できます。C++17 では、より明確に「任意のバイト」を表現できる std::byte型が追加されたので[1]、この配列を使って表現できます。
また、C言語や C++ では、メモリの内容を直接的に操作する機会がありますが、その場合も、そこにどんな種類のデータがあるのかを問わないように、バイト列とみなして取り扱います。
C言語の標準ライブラリに含まれるメモリ操作系の関数は、バイト列として取り扱うように設計されています。C言語編第34章参照。
Programming Place Plus のトップページへ
はてなブックマーク に保存 | Pocket に保存 | Facebook でシェア |
X で ポスト/フォロー | LINE で送る | noteで書く |
RSS | 管理者情報 | プライバシーポリシー |