ある要素(部品や機器、ソフトウェア、システムなど)を、大きな変更を行うことなく、ほかの同じ種類の要素に置き換えられること、あるいは置き換えやすさの程度のことです。
たとえば、これまで使用していた製品をほかの製品に差し替えても、これまで通りに使用できる場合、この製品は元の製品に対して「互換性がある」「互換である」「コンパチである」などと表現します。
ここで「ほかの製品」が元の製品の機能や性能を強化(アップグレード)したものであるなら、元の製品の機能や仕様がそのまま受け継がれていることを意味しており、このような互換性を上位互換性といいます。反対に、グレードが下位にあたる製品が、上位のグレードの製品の機能の一部を持っていることを下位互換性といいます。
「ほかの製品」が元の製品と同系列の後継として作られたもの(バージョンアップ)であるなら、元の製品に対して後方互換性があるといいます。反対に、古いバージョンの製品が、新しいバージョンの製品の機能の一部を持っている場合、前方互換性があるといいます。
また、2つの製品が相互に置き換えられる場合、相互互換性(交換可能性、可換性)があるといいます。
プログラミングと関連が深いところでは、ソースコードを修正することなく、ほかのコンピュータやコンパイラなどに渡して使用できることを、ソース互換性があるといいます。
また、実行可能コードになった状態のプログラムが、ほかの CPU で動作できることを、バイナリ互換性があるといいます。
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