『アルゴリズムC・新版』 | Programming Place Plus　参考書籍

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硬派なアルゴリズムとデータ構造の解説書。

扱っている題材自体は、アルゴリズムとデータ構造の入門書によくあるもので、探索や整列、スタックやキュー、リストや木構造といった、基本的なラインナップです。ただし、その解説内容は非常に詳細で、基礎から応用まで、相当に詳しく検討・解説がなされています。入門用とするには、かなり難しく感じるでしょう。

文章がやや堅めで、訳語にも少々違和感を覚えることがあります。サンプルコードはこれ以上ないほど簡潔で、無駄がありません（そしてコメントもほぼありません）。そのため、読み解くことに苦労するかもしれません。

また、ページの端の列（左側のページなら左端、右側のページなら右端）に窮屈に書かれた、実行の途中経過の例などの図解がやや分かりづらいと感じることがありました。

そういった少々の読みづらさを差し引いても、本書の出来は非常に良く、中級クラスのアルゴリズムとデータ構造の書籍としては、最良といえると思います。

更新履歴 🔗

’2018/4/12　復刊を紹介。

’2017/7/12　新規作成。