レベル |
中級者以上 |
おすすめ度 |
★★★ |
出版日 |
2008年2月 |
ISBN |
978-4797344363 |
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C++ が規格化されるずっと前の時代(1990年ぐらい) に作られたコンパイラを題材に、コンパイラの実装について解説しています。また、本書全体の3分の1程度は、わんくま同盟の座談会になっています。
当時、C++ のコンパイラは、C++ のソースコードをC言語に変換し、既存のC言語用コンパイラとリンカを使って、実行ファイルを生成していました。C言語にはない C++ の各種機能が、どのように実現されたかといった実装の歴史が解説されています。
後半の座談会の部分は、一応、C++ に絡めた話をしてはいるものの、プログミング全般的な話になっています。いろいろな人の意見を知ることができるという意味では面白いかもしれません。
全体的に言って、C++ が好きな人向けの読み物という感じが強いと思います。C++プログラミングを学ぶという目的なら、本書はまったく適していません。
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