C++17 プログラミングの実戦的な問題集。
現実的な課題を 100問集め、C++17 を使ってどのようにプログラミングできるかを考えさせる構成になっています。まず問題を提示してから、そのプログラミング例と解説を別ページでみせるかたちになっています。
コード例は C++17 の標準機能を積極的に使ったものになっているので、最近の C++ での実現方法を知ることができ、旧来の C++ に慣れたプログラマーには新鮮に映ると思います。ただし、標準機能自体の解説はほとんどなく、知っていることが前提になっていることが多いです。
本書が特徴的なのは、C++ の標準機能にこだわっていないことです。サードパーティ製のライブラリを積極的に使う方針を採っており、この点が「現実的」といえる点です。実際のソフトウェア開発では、外部のライブラリの使用も検討されるべきことですから。
しかし、C++17 の時代になっていち早く出版された本だったこともあってか、標準にない機能が次々にあらわれる本書は、読者の期待していたものと一致しない面もあって評価が割れています。しかし、標準機能をさしおいて、外部のライブラリを持ち出し「ほら、この方が便利で簡単でしょ?」という使い方をしているわけではなくて、標準機能にないことをどうすれば実現できるのか、といったことを提示しているのであって、本書の方向性を理解したうえで評価すべきものであると思います。
C++ の標準機能だけでは対応できない課題として、たとえば「データを JSON にシリアライズする」「画像を集めて PDF を作る」「Zipアーカイブにあるファイルを探し出す」「テキストを任意の指定された言語に翻訳する」といったものがあります(これはほんの一例です)。
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