連結リストの分類の1つで、要素の列に先頭と末尾の概念がなく、円環状になるように接続されているもののことです。
リスト内の要素を辿っていくと、いつか元の要素に戻ってきます。
循環リストに対して、先頭と末尾が存在する連結リストは、線形リストと呼ばれます。
また、連結リストをほかの観点で分類する考え方があり、後続の要素への参照情報のみをもつものを単方向リスト、前後の要素への参照情報をもつものを双方向リストと呼びます。たとえば、先頭と末尾の概念がなく、前後の要素への参照情報がある連結リストは、循環リストであり双方向リストです(合わせて、双方向循環リストのように表現される場合もあります)。
循環リストの考え方や実装方法を、アルゴリズムとデータ構造編【データ構造】第4章で解説しています。
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