IT関係の独習書として有名なシリーズの1冊で、C++ の主要な文法や機能を学ぶための独習書です。
独習シリーズのレベル感は、一般的な入門書よりも高いところに位置付けられています(裏表紙にそういう図があります)が、本書の「はじめに」には「本書は入門書ではありますが~」となっていて、ちょっとレベル感が不明瞭ですが、プログラミングの知識がまったくない状態ではかなり難しいのが現実だと思います(C++ 自体が難しいというのもありますが)。
「独習」のタイトルどおり、1人で学習しても困らないように、詳しい解説と、豊富なサンプルコード、多くの練習問題(回答付き)が掲載されています。C言語の知識は不要ですが、前述しているとおり、すでに多少は入門レベルのことを学んだうえで読むべきものと思われます(本でいえば、『C++ ゼロからはじめるプログラミング』辺りを読み終えたあとぐらいがいいでしょう)。
この本は中級レベルに導こうとするものなので、実戦レベルの細かい点、仕様レベルの正しい理解、考慮すべきことに丁寧に触れています。これらの点で入門者には難しすぎるでしょう。
C++ のバージョンとしては C++17 を対象としており、2025年現在としてはやや古くなっていますが、現状で C++ の主要な部分を網羅的に学んでいける日本語の類書がないため、貴重な教科書といえます(本書の内容は最新の C++ でも変わらず有効なはずです)。
なお、出版当初は誤植がかなり多かったようなので、その点には注意してください。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
以下のリンクから商品を購入されると、Programming Place 管理者に紹介料が支払われています。
【紙媒体】
【電子書籍】
Programming Place Plus のトップページへ
| はてなブックマーク に保存 | Facebook でシェア | X で ポスト/フォロー |
| LINE で送る | noteで書く |
|
| 管理者情報 | プライバシーポリシー |