ゲームテストの世界をまとめた入門書。
実際のゲーム業界内でも用語の意味が食い違っていることがありますが、本書がいう「テスト」は「機能が仕様どおりの動きになっているか確認したり、バグがないか探したりする活動」です。バグがないか探すという部分にフォーカスした活動が「デバッグ」ということになります。デバッグが、バグを「修正する」部分を含んでいないことがあるのが、ゲーム業界のよくある用語の使われ方になっています。
ゲームのテストが、どのような人や組織が関わりながら、どのような流れで行われているのか、テストの技法や考え方、(比較的)ゲームに特化している具体的なテスト箇所の事例(当たり判定、通しチェック、多人数プレイ、ゲームバランスなど)、ゲームテスターになる経路や必要なことが書かれています。これからゲームテストに関わろうとする段階の人にとって、ゲームテスト全体をイメージできる良い内容だと思います。
テスト技法については「こういう考え方で進める」「こういうことを考える必要がある」といったことをまとめていますが、具体的なツールなりスクリプトなり環境なりを構築・運用するような技術的な部分にまでは踏み込んでいません。なので、現場で実際のテストに関わっているレベルの人へは不十分な内容だと思います。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
以下のリンクから商品を購入されると、Programming Place 管理者に紹介料が支払われています。
【紙媒体】
【電子書籍】
技術書を割引価格で購入できたり、多くのポイントが還元されたりするお得情報を、「セール情報」のページで取り上げていますので、こちらもご覧ください。
Programming Place Plus のトップページへ
はてなブックマーク に保存 | Pocket に保存 | Facebook でシェア |
X で ポスト/フォロー | LINE で送る | noteで書く |
RSS | 管理者情報 | プライバシーポリシー |