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プロのゲームクリエイターが執筆した、C言語を用いたゲーム開発の入門書。
本書の「はじめに」にこのように書かれているわけですが、本のタイトルは「ゲーム開発で学ぶC言語入門」であって、ゲーム開発(ゲームプログラミング)の入門書なのか、C言語の入門書なのか判然としない感じはありますが、結論としては「両方」まとめて入門できるという内容になっています。C言語の機能の解説も一から行っていますし、ゲームプログラミングの考え方も一から解説しています。
最初に、C言語プログラミングに必要な知識をざっと説明したあと、まず CUI(いわゆる黒い画面上の文字表示だけで表現したもの)で簡単なゲームを作り、次いで GUI(グラフィカルな画面)でゲームを作る流れです。ゲーム作りのパートに入ってからは、C言語の機能を少しずつ新たに解禁して解説を行っていくスタイルです。C言語の解説も、ゲームプログラミングの解説も、どちらも十分すぎるほどの分量があり、丁寧で分かりやすいです。
ゲーム開発に必須となるグラフィックスやサウンド、入力の処理を行うために、DXライブラリというオープンソースの開発環境を使用します(C言語ゲームプログラミングの世界では、古くから非常に有名なライブラリです)。その都合もあって、Windows と Visual Studio を使った解説になっているので、Macユーザーの人は注意してください。
ゲームを作るということだけを考えれば、C言語を使う方法は細かい知識が多く要求され、労力も大きくなりがちであり、正直古臭い方法と言わざるをえません。作ることだけが目的なら、Unity や Unreal Engine などの有名どころのゲームエンジンを使ったほうがずっと楽ではあります。しかし、本書の方法で小規模なゲームを作り上げると、苦労が大きい分、基礎的な部分での実力の向上につながります(前述のようなゲームエンジンに比べて、親切なガイドも、便利な機能も乏しいので、自分で理解しながら頑張って作らざるを得ないので)。
本の雰囲気や、サンプルゲームの内容などは出版社の Webページで見られます。
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