トップページ – 参考書籍 – ゲームプログラミング
ゲームの基盤となっている基礎部分に関する入門書。
本書は、ゲームの作り方というよりも、ゲームの基礎を支えている機能(グラフィックス、サウンド、入力、UI、数学、AI など)を解説したものです(通信関係の話題はいっさいありません)。言い換えると、今ならゲームエンジンが最初から提供してくれている部分に焦点を当てています。この領域を理解できるためには、ゲーム作りの経験が先に必要と思われるため、ゲームプログラミングの未経験者では厳しいでしょう。
本のタイトルに含まれているとおり、プログラミング言語は、2000年前後から長きにわたってゲームプログラミングの世界で主流である C++ を使っています。そして、3Dグラフィックスの実装に OpenGL(3.3)、サウンドに FMOD、入力や 2D機能などは SDL (Simple DirectMedia Layer) というクロスプラットフォームのライブラリを用いています。
近年のゲームプログラミングは、ほとんどが何かしらのゲームエンジン(圧倒的に Unity)を使ったものになっており、解説本の多くも Unity を使ったものに染まってきています。ゲームエンジンを使わないゲームプログラミング関連本として、本書はなかなか貴重です。
解説を理解するには、ゲーム開発の素地があることが前提なような感じはしますが、良いものになっていると思います。十分に簡潔であり、必要なことにはソースコード片とともにきちんと解説を行っており、効率への言及などにも適宜触れられています。そして、多くの機能に触れており、結構な情報量でもあります。一方で、多くの機能を扱っているため、それぞれの内容は深いとまではいえません。
紙面だけではソースコードの全体像が見られないところに辛さがありますが、GitHub から入手することはできます(https://github.com/gameprogcpp/code)。
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