トップページ – 参考書籍 – ゲームプログラミング
ゲームに特化した設計パターン集。
ソフトウェア開発の世界には、現実的な問題をうまく解決する設計のパターンをカタログのようにまとめた「デザインパターン」というものがありますが、これをゲームプログラミングの世界に特化させた内容になっています。
メモリが足らなかったり、十分な速度で動作できなかったりするほど多くのデータを扱わなければならないとすれば、どのような設計が考えられるか? 多くのオブジェクトが互いに連携しあう複雑な状況を、分かりづらいバグを生まないようにうまく管理するには? 微妙に異なる(もっている武器が異なるだけの敵キャラクターとか)オブジェクトをどう表現できるか? 複雑な状態遷移をうまく管理するには?(ジャンプ状態でありながら攻撃状態でもある状況をどうする? そのときダメージを受けたら?)といった現実的な問題を取り上げ、適用できる設計手法や、考慮しなければならない注意点などをまとめています。このような内容なので、まずそもそもゲームプログラミングの経験自体がそれなりになければ、実感を伴って読み進められないと思います。
サンプルコードは C++ によるものなので、C#(Unity)の経験しかない読者は、少し理解しづらい箇所があるかもしれませんが(GC がないことによる違いや、friend のような C++ の特徴的な機能など)、基本的には解説文のほうから理解できるのではないかと思います。
最近はゲームエンジンを使うことが圧倒的に多いですが、メモリや処理速度の問題であったり、大量のオブジェクトをうまく管理しなければならないといった問題が消えることはないので、本書の内容は変わらず活かせるはずです。また、ゲームエンジンがしていることを理解するうえで役立つ部分もあります(ゲームループや、コンポーネントの概念など)。
日本語版には電子版もなく、やや入手しづらくなっているようです。英語で読めるようなら、英語版(紙媒体、電子書籍 (Kindle))を選んでもいいかもしれません。
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