「リーダブル (Readable)」、つまり(コードの)「読みやすさ」をテーマにした本です。プログラミングの用語でいえば可読性📘といわれるものですが、可読性が高いコードは理解しやすく、理解しやすいコードは結果として優れたコードであるという考えのもと、これを実現するための実践的なテクニックを多く紹介しています。
「良いコード」をテーマにした本は何冊も出ていますが、その多くが参考書籍に本書を紹介しているほど、このテーマにおける基本書のような存在になっています。それだけ内容としてはシンプルです。そしてもちろん読みやすさも大切にしています(なにせ読みやすさがテーマの本ですから)。
この本には高度な話題はほとんどありません。たとえば、ソフトウェアの高度な設計論、アーキテクチャ、デザインパターンのような話は出てきません。もっと基本的な、if、ループ、関数、変数、コメントのようなレベルのところで、コードをより良く書くことを考えます。
使用しているプログラミング言語は C++、Python、Java、JavaScript といったところですが、それぞれの言語に特有な機能を使うことはほぼないので、知らない言語があっても問題ないでしょう。
本書が書かれた頃と違い、現在 (2025年) ではプログラミングに AI を活用することも当たり前になっていますが、人間にとって読みやすいコードは AI が学習するのにも適していると思われます。また、AI に教えてもらったり、修正してもらったりするときにもおそらく有利に働くでしょう(「AI」を「周囲の詳しい人」に置き換えても同じことですね)。リーダブルコードの考え方はこれからも有効だと思います。
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