論理的、実用的な文章の書き方を学ぶ入門書。
論文、報告書、レポート、説明書、技術文書といった、論理的に、相手にはっきりと伝わることが求められる文章の書き方を学べる入門書です。こうした本格的な文章を書く機会は少ないとしても、メールなどでちょっとした連絡を行うときなどにも役立つ内容になっています。「理工系のための」というタイトルはそこまで気にすることはないと思います。
基本的な心がけ、全体の構成の取り方、文章の改善、実戦的な話と進みます。本書は増補改訂版ということで、文章作成の初心者に向けた解説が強化され、時代を反映した生成AI に関する話題が増えています。
短い文章でコツを掴んでいくように書かれていて分かりやすいです。一方で、書き上げたあとの文章全体がどういう感じになるのかを示している部分が少なめなのがやや弱い部分かもしれません。
何を伝えたいのか分かりやすく書くためには、自分自身の考えをよく整理することが必要なので、文章化していく過程の中で、自分の考えの抜けている部分や、理解が浅い部分、論理の飛躍などが見つかります。そのため、良い文章を書こうとすることは、自分自身のためにもなるといえます(よく、エンジニアに技術ブログなどを書くことを勧めているのも同じことですね)。
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