読み手に伝わる論理的な文書の書き方を学べる入門書。
いわゆる「テクニカルライティング」と呼ばれる、技術的な内容を分かりやすく伝える文書作成技法に関する入門書です。本書では、論理的(ロジカル)に考えてアウトプットする「ロジカルライティング」との掛け合わせで、分かりやすい文書を作成しようという主旨になっています。
タイトルに「技術者のための~」とありますが、出てくる例が技術的・専門的な内容になっているわけではありません(障害報告書なんかが技術者的かもしれないですがその程度のことです)。技術や専門知識に偏りがちな技術者に、読み手のことを意識してもらおうという意味です。特に「技術的に正しいことが書けていれば読み手が納得するというわけではない」という点は、誰かのために文書を作成するのであれば考えなければならないことでしょう。
基本的な考え方やテクニックを説明したあと、実践例として、ユーザーマニュアル・取扱説明書、提案書、障害報告書、社外メールを取り上げる流れになっています。実践例の章では、まずそこで取り上げる文書の種類に応じたポイントとなる箇所を確認したあと、それぞれのポイントを詳しく取り上げて、BEFORE、AFTER を示すかたちになっています。
この第2版では、時期的に初版に含まれていなかった、生成AI を使った文書の作成について加筆されています。
簡潔で読みやすい良書だと思います。
【紙媒体】
【電子書籍】
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