トップページ – Modern C++編 C++編](../../index.html) – 第1章
問題① iostreamヘッダの機能を使う形で、実行結果が次のようになるプログラムを作成してください。
Hello,
World
たとえば、次のように書けます。
#include <iostream>
int main()
{
std::cout << "Hello," << std::endl;
std::cout << "World" << std::endl;
}
実行結果:
Hello,
World
std::endl に「改行」の意味が含まれているので、これで良い訳です。
ただし、std::endl には「フラッシュ」の意味も含まれているので、上の方法では、2回フラッシュしています。 続けざまの出力なので、フラッシュは最後に1回行うだけでもいいでしょう。 そのように考える場合、次のように書けます。
#include <iostream>
int main()
{
std::cout << "Hello,\n";
std::cout << "World" << std::endl;
}
実行結果:
Hello,
World
書き方のバリエーションはまだまだあります。 たとえば、次のような書き方はいずれも正しいです。
std::cout << "Hello,\nWorld" << std::endl;
std::cout << "Hello,\n" << "World" << std::endl;
std::cout << "Hello," << "\n" << "World" << std::endl;
問題② コマンドライン引数を1行に1つずつ、標準出力へ出力するプログラムを作成してください。
コマンドライン引数に関わる部分は、C言語と同じです。
#include <iostream>
int main(int argc, char* argv[])
{
int i;
for (i = 1; i < argc; ++i) {
std::cout << argv[i] << std::endl;
}
}
コマンドライン引数:
100 abc 2.5
実行結果:
100
abc
2.5
変数i を
for文の側で定義して、for (int i = 1; i < argc; ++i)
のように書いても構いません。第3章で取り上げますが、この位置で変数を宣言することが
C++ では許されます。また、C言語であっても
C99以降であれば、同様に許されています(C言語編第22章)。
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