演算子の一種で、2つの対象(オペランド)の関係性を調べるものです。
具体的には、2つの対象の値が、同じ・同じでない、一方が大きい・小さい、以上・以下といった6通りの関係性を調べる演算子のことを指します。プログラミング言語の種類によって異なりますが、同じかどうかを = や == で、同じでないかどうかを != や <> で、大きい・小さいを > と < で、以上・以下を >= と <= であらわすことが多いです。
また、JavaScript や PHP の === や !==(厳密等価演算子や同値演算子と呼ぶ)、PHP や Ruby の <=>(宇宙船演算子と呼ぶ)など、少し変わった関係演算子をもつ言語もあります。
呼び名はプログラミング言語によって異なることがあります。C言語や C++ の標準規格では、同じ・同じでないを調べる == と != を等価演算子という名称で分類しています。関係演算子は <、>、<=、>= の4種類です。
対象が数値でないなど、大小関係の意味を定義できない場合があるため、関係演算子が適用できないことがあります。また、複数の要素から構成される構造体やクラス、配列のような型を対象にした場合に、関係演算子が適用できないことがあります。
関係演算子を用いた式の結果は、ブール値(真か偽の2通り)になることが一般的ですが、ブール値を表現する専用の型がないプログラミング言語では、0 か 1 のような整数を使うといった手段で表現されます。関係演算子を含んだ式を条件式と呼び、条件分岐やループの終了(あるいは続行)の条件判定に登場します(if (a == 0) とか while (a != b) といったように)。
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