オブジェクト指向のやさしく網羅的な入門書。
2004年の初版、2011年の第2版に続き、10年ぶりの第3版です。
本書は、「オブジェクト指向は現実世界をそのまま表現する」だとか、多くの比喩を交えた従来からよくあるような説明に否定的で、それよりも、どんな機能で、どういうことができるのかといった、現場で実際に使える現実的な視点を重視しています。
解説は十分なページ数を割いて、ていねいに行われています。全体的にそれほど深入りせず、一方でプログラミングだけではなく、分析や設計といった上流工程でのオブジェクト指向の利用についても説明するなど、網羅的な構成になっています。
オブジェクト指向によるプログラムが動作する仕組みを理解するために、メモリがどのように使われているのかを説明したり、オブジェクト指向の必要性を理解するために、過去にはどのような方法が取られていたかという歴史に触れてみたりするなど、多少脱線ぎみになりながらでも、理解を助ける工夫が多くあります。また、各章の終わりにある参考書籍のリストは、深入りして学ぶガイドとして参考になります。
コード例には Java が使われていますが、ほとんどがごく小さな切り抜きのコードであって、Java の文法を把握している必要はありません。ただし、さすがにプログラミングそのものが分からないという段階で読むのは無理があります。
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