プログラマーにとって重要な、プログラムが動く仕組みを解説する入門書。
本書は 2001年に初版が、2007年に第2版が出版され、今回、第3版となりました。20年に渡って読み継がれてきたベストセラーです。内容の大筋にはそれほど変化はありませんが、それだけ扱っている内容が普遍的・基礎的なものであるということでもあります。最新技術を取り扱うのではなく、きっとこれからも大きく変わることがないであろう重要なところを押さえています。
実際にプログラミングをする人だけでなく、すべてのコンピューターユーザーが読める本ということですが、普遍的・基礎的な部分というのは、ある意味で面白味を感じにくい部分かもしれません。コンピューター関連技術へのそれなりに強い興味は必要でしょう。入門書ですし、たしかに説明は丁寧で優しいですが、難易度は決して低くはないように思えます。
いくつかの章に分けて、それぞれのテーマで解説をするスタイルです。丁寧な説明に分量を割いていますし、ページ数の割り当てもそれほど多いわけではないので、1つ1つはそれほど深入りしているわけではなく、あくまで入門として必要なことに終始しています。興味をもった部分は、さらなる専門書にあたるのがいいでしょう。
第3版では、機械学習(と Python)に関する章が追加されていますが、もちろんページ数の問題もありますし、軽く導入・お試し程度の話題のみです。この分野への興味があるなら、素直に機械学習の入門書を読むほうがいいです。
本職のプログラマーを目指す人の独習や、新人教育などに適した本だと思います。
同シリーズの続編となる『コンピュータはなぜ動くのか』にも、約20年ぶりの第2版が出版されています。
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