符号付き整数型の最小値・最大値を得る | Programming Place Plus　Ｃ言語編　逆引き

このページの概要 🔗

このページの解説は C99 をベースとしています。

以下は目次です。

• 目的
• 方法①（標準ライブラリのマクロを使う）

目的 🔗

ある符号付き整数型で表現できる最小値や最大値を使いたいとします。

たとえば、int型の変数を定義するとき、表現できる最小値や最大値で初期化したい場合、どのように書けるでしょうか。

int min = ???;  // int型の最小値
int max = ???;  // int型の最大値

方法①（標準ライブラリのマクロを使う） 🔗

符号付き整数型の最小値や最大値を定義したマクロが、標準ライブラリに用意されていますから、それを使います。

これらのマクロは limits.h で定義されています。また、ptrdiff_t型のようなほかの符号付き整数型については stdint.h で定義されています。

すべてではありませんが、代表的なものを以下に挙げます。

#include <limits.h>
#include <stdio.h>

int main(void)
{
    int i_min = INT_MIN;
    int i_max = INT_MAX;
    signed char c_min = SCHAR_MIN;
    signed char c_max = SCHAR_MAX;
    long long ll_min = LLONG_MIN;
    long long ll_max = LLONG_MAX;

    printf("%d %d\n", i_min, i_max);
    printf("%hhd %hhd\n", c_min, c_max);
    printf("%lld %lld\n", ll_min, ll_max);
}

実行結果：

-2147483648 2147483647
-128 127
-9223372036854775808 9223372036854775807

参考リンク 🔗

• Programming Place Plus　Ｃ言語編　参考書籍
  　– 当サイトの参考書籍一覧ページ。Ｃ言語に関する書籍を多数紹介。
• Programming Place Plus　Ｃ言語編　リンク集
  　– 当サイトの参考Webサイト集。Ｃ言語の全般的な学習に有益なサイトを紹介。

更新履歴 🔗

• ’2023/2/15
  • コーディング規約を統一（変数や関数の名前をスネークケースにする）
• ’2021/12/11
  • main関数から return 0; を削除（Ｃ言語編全体でのコードの統一）
• ’2019/11/25
  • 新規作成

逆引きのトップページへ

Ｃ言語編のトップページへ

Programming Place Plus のトップページへ