共用体　解答ページ | Programming Place Plus　Ｃ言語編　第５５章

問題① 🔗

問題①　「幅」と「高さ」のペアを、int型、あるいは float型で管理できるような共用体を作成してください。

次のようになります。

#include <stdio.h>

union Size_tag {
    struct {
        int w;
        int h;
    } i;
    struct {
        float w;
        float h;
    } f;
};

int main(void)
{
    union Size_tag s1 = {{10, 20}};
    union Size_tag s2;
    
    s2.f.w = 7.5f;
    s2.f.h = 9.5f;
    
    printf("%d %d\n", s1.i.w, s1.i.h);
    printf("%f %f\n", s2.f.w, s2.f.h);
}

実行結果：

10 20
7.500000 9.500000

複数のメンバの組み合わせ (ここでは、幅と高さ）が複数（int型版と float型版）あり、同時に使うのが、いずれかの組み合わせだけであるのなら、メンバに構造体型の変数を持つ共用体を定義すればよいです。組み合わせの１つ１つを、個別の構造体の中にまとめている感覚です。

参考リンク 🔗

• Programming Place Plus　Ｃ言語編　参考書籍
  　– 当サイトの参考書籍一覧ページ。Ｃ言語に関する書籍を多数紹介。
• Programming Place Plus　Ｃ言語編　リンク集
  　– 当サイトの参考Webサイト集。Ｃ言語の全般的な学習に有益なサイトを紹介。

更新履歴 🔗

• ’2023/3/5
  • コーディング規約を統一（要素を書き並べるとき { の直後と、} の直前に空白を入れない）
• ’2023/2/4
  • コーディング規約を統一（実引数がある関数呼び出しの ( の直後、) の直前に空白を入れない）
• ’2021/12/11
  • main関数から return 0; を削除（Ｃ言語編全体でのコードの統一）

’2018/5/21　練習問題を差し替え。元の問題の内容は、本編での解説に昇格した。

’2018/5/19　ビットフィールドの話題を、第５６章へ移動。
章のタイトルを変更（「共用体とビットフィールド」->「共用体」）

’2018/5/7　新規作成。第５０章から持ってきた。

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