データ型の一種である整数型のうち、非負の整数(正の整数と 0)を表現できるものを指します。
符号無し整数型に対して、正の整数、負の整数および 0 を表現できるものを、符号付き整数型と呼びます。
符号無し整数型は必須とまではいえないため、プログラミング言語によっては存在しない場合もあります。存在する場合は、符号付き整数型に対応するように、同じ大きさをもった符号無し整数型が定義されていることが多いです。
符号無し整数型は、すべてのビットを使って整数を表現します。たとえば、8ビットの大きさをもつ符号無し整数型では、00000000 から 11111111 までの 256通りの表現ができるので、0~255 の範囲の整数を表現できます。
一方、符号付き整数型では、最上位ビットを、符号が正なのか負なのかを表す符号ビットとして使います。そのため、符号付き整数型で表現できる整数の最大値は、符号無し整数型の約半分になります(表現範囲が負の方向にずれているという捉え方ができる)。
C言語や C++ では、int や long int といった基本的な整数型は符号付き整数型です。これらに、unsigned というキーワードを付加することで、符号無し整数型を表します(unsigned int や unsigned long のように)。
C言語の整数型について、C言語編第19章で解説しています。
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