数値の符号(正と負)を表現するために用いるビットのことです。
符号付き整数型で表現される整数や、浮動小数点数のように、正と負の数(および 0)を扱える数に存在します。符号無し整数型は、あえて符号ビットをなくすことで、負の数の表現力を失う代わりに、正の方向の表現範囲を増やしています。そのため別の言い方をすれば、符号ビットは負の数を表現するためにあります。
一番上位のビットを用いるため、最上位ビットという呼び方をすることもあります。符号ビットが 0 の場合、表現している数は正あるいは 0 です。符号ビットが 1 の場合、表現している数は負です。
負の数を表現するにあたっては、符号ビットの存在だけでなく、表現方法の規則が存在しています。現実に圧倒的多数を占めているのは、2の補数と呼ばれる方法で、そのほか、1の補数や、符号と絶対値による方法などがあります。
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