この章の概要です。
コマンドプロンプトは本来、コマンドの入力を待っていることを示すために表示される記号のことです。
しかし、Windows においては、コマンドを入力する背景が黒いウィンドウのこと(本当は黒いとは限りませんが)、あるいはその正体である cmd.exe を指してコマンドプロンプトということが多いです。実際のところ、Windows自身がコマンドプロンプトと表記しているので、決して間違っているわけではありません。Windows編ではこちらの意味で使います。
コマンドプロンプトを使うと、文字列で表現される Windowsコマンドを使って、Windows を操作できます。グラフィカルな操作はできず、キーボードからの入力だけで操作します。
Windows 11 では、従来の方法で開こうとしても、ターミナルと呼ばれる新しい環境で開かれるかもしれません(デフォルトでは Windows の判断に任されます)。見た目はほとんど同じですし、あえて古い環境が必要だということでなければ、気にせず使えばいいと思います。
従来どおり、以下の方法で起動できます。
あるいは、「カレントフォルダ」のページで説明している方法を使って、エクスプローラーから開くこともできます。こちらの方法では、表示中のフォルダをカレントフォルダに設定した状態で開くことができます。
Windows 11 の新しいターミナルではなく、従来のコマンドプロンプトにしたければ、いったんターミナルのウィンドウを出したあと、設定を変更します。次の写真の赤い枠のところをクリックします。
表示されたウィンドウで、【規定のターミナル アプリケーション】を「Windows コンソールホスト」に変更して、【保存】ボタンをクリックします。
【保存】ボタンをクリックしても画面は閉じられませんが、設定は変わっています。ウィンドウを閉じて、改めて上記の方法でコマンドプロンプトを開いてみると、旧来型のコマンドプロンプトが開きます。
旧来型のコマンドプロンプトから、新しいターミナルが開かれる状態に戻すには、コマンドプロンプトのプロパティから設定を変更します。まず、左上のアイコンをクリックして【プロパティ】を選択します。
表示されたウィンドウの【ターミナル】タブに、【規定のターミナル アプリケーション】という項目があるので、「Windows に決定を許可する」か「Windows ターミナル」を選びます(前者がデフォルトの状態です)。
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