この章の概要です。
カレントフォルダとは、“今注目しているフォルダ” のことです。
コマンドを実行していないときのコマンドプロンプトの画面には、
C:\docs>_
といった感じの表示がなされていますが(ここで示した内容は仮のものです)、これがカレントフォルダです。
コマンドプロンプトで行う操作が、ファイルやフォルダをターゲットにするものである場合、カレントフォルダにあるファイルやフォルダを操作しようとします。たとえば、ファイルを削除する delコマンドは、次のように使いますが、
del test.txt
「test.txt」はカレントフォルダにある「test.txt」のことであると認識します。カレントフォルダが「C:\Docs」なら、「C:\Docs\test.txt」のことです。
カレントフォルダを変更するには、cd というコマンドを実行します。
cd というコマンド名は、Change Directory から来ています。ディレクトリはフォルダのことです。
変更先のフォルダの絶対パスが分かっているなら、そのまま記述(あるいは貼り付け)すればいいです。
cd C:\docs\project_001
あるいは、相対パスを使うことができます。たとえば、変更前のカレントフォルダが「C:\docs」のとき「C:\docs\project_001」に変更するのなら、次のように書けます。
cd project_001
エクスプローラーの画面上からコマンドプロンプトを開くと、表示中のフォルダをカレントフォルダに指定した状態で開くことができます。
まず、カレントフォルダにしたいフォルダをエクスプローラーで開きます。そして、そのフォルダまでのパスが表示されている部分(次の写真の赤枠の部分)をクリックします。
すると、キーボードから入力できる状態になるので、「cmd」と入力します。
そのまま、Enterキーを押して確定すると、表示中のフォルダをカレントフォルダに設定した状態でコマンドプロンプトが起動します。
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