C言語入門書のベストセラーシリーズの1冊。
さまざまなプログラミング言語の入門書で定評のある柴田望洋氏の著作です。
本書は『新・明解C言語 入門編 第2版』の続編にあたります。本書のさらなる続きとなる実践編もあります。
『新・明解C言語 入門編 第2版』の内容を理解したあと、では実際に何かしらプログラムを作ろうとすると直面する、入門と実践の間にある壁を乗り越えることが目的になっています。つまり、C言語の文法・機能や、いくつかの標準関数は例題の上では理解したけれど、自分がやりたいことを実現するプログラムを組み立てられないといった段階を超えるための本です。
じゃんけん、タイピングゲーム、カレンダーのように、小規模ながら、ある程度の意味を持った現実的なプログラムを作っていく中で、C言語の文法・機能・関数をどう使いこなせるのかを学べるようになっています。
第2版で取り上げている題材は初版との違いはなく、本全体としても大差はなさそうです(具体的にどう変わったかという記述がないので、丁寧に比較しないとよく分かりませんが)。
6色刷りの見栄えの良さ、サンプルソースの量、図表の多さ、解説の詳しさ、標準規格に沿った解説といった、『新・明解C言語 入門編 第2版』の良さを受け継いでいます。基本的に同じスタイルで書かれていると考えてよいので、入門編に満足したのであれば、本書もお勧めできます。
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