操作ミスや事故、故障などでデータを失うことに備えて、複製を取っておくこと、あるいはその複製そのもの、あるいはその複製を保存している装置のことです。
データの複製物は、なんらかの記憶媒体に保存しておきます。元データを消失・破損してしまったとき、複製物を使って、元の状態を復元(リストア)します。
元データと複製物は、異なる場所に置くことが基本です。そうでなければ、元データと複製物を同時に消失してしまう恐れがあるからです。同じ記憶媒体に保存していると、その記憶媒体が故障・破損するかもしれませんし、火災や水害などで建物ごと被害を受けるかもしれません。どの程度まで考慮して、どの程度の離れた場所に保存するかは、そのデータの内容次第です。DVD や外付けのハードディスクなどの記憶媒体に保存して、近くに保管しておく程度で構わないこともありますし、通信回線を通して遠隔地に複製をつくる(オンラインバックアップ)こともあり得ます。
元データをそっくりそのまま複製するバックアップ手法を、フルバックアップ(完全バックアップ)といいます。また、前回のフルバックアップからの変更点だけをバックアップする手法を、差分バックアップといいます。さらに、前回のバックアップから変化した部分だけを追加でバックアップする手法を、増分バックアップと呼びます。
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