ASCIIコード(あるいはこれと互換性がある文字コード)において、カーソルを行頭に戻すことを意味する制御文字です。
元々は、タイプライターのような印字装置での用語であり、行の先頭の文字を印字できるように、横方向の位置を戻す操作(行頭復帰)のことを指していました。一方で、縦方向に移動させる操作をラインフィード(改行)と呼びます。
現在では、ほとんどの場面で、キャリッジリターンとラインフィードを区別する必要がなくなり、いずれも改行を表現するための制御文字として使われるようになりました。改行を、UNIX系の環境ではラインフィードで、かつての macOS ではキャリッジリターンで、そして Windows では両方の組み合わせ(CR+LF)で表現します。
ASCIIコードでは、キャリッジリターンは 0x0D、ラインフィードは 0x0A に割り当てられています。Windows では、「0x0D 0x0A」のように2つを連続させることで、1つの改行を表現します。
C言語や C++ では、キャリッジリターンを ‘\r’ というエスケープシーケンスを使って表記できます。
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