ラインフィード | Programming Place Plus 用語集

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名称

解説

ASCIIコード(あるいはこれと互換性がある文字コード)において、カーソルを次の行へ移すことを意味する制御文字です。

元々は、タイプライターのような印字装置での用語であり、印字位置を縦方向に移動させる操作のことを指していました。横方向には移動しないため、テキストエディタなどで改行を行うときの挙動とは異なります。横方向の移動としては、行頭に戻すキャリッジリターンという操作があり、これと組み合わせて、次の行の先頭へ移動します。

現在では、ほとんどの場面で、キャリッジリターンとラインフィードを区別する必要がなくなり、いずれも改行を表現するための制御文字として使われるようになりました。改行を、UNIX系の環境ではラインフィードで、かつての macOS ではキャリッジリターンで、そして Windows では両方の組み合わせ(CR+LF)で表現します。

ASCIIコードでは、キャリッジリターンは 0x0D、ラインフィードは 0x0A に割り当てられています。Windows では、「0x0D 0x0A」のように2つを連続させることで、1つの改行を表現します。

C言語、C++

C言語や C++ では、ラインフィードを ‘\n’ というエスケープシーケンスを使って表記できます。

printf関数や、テキストモードで開かれたファイルでの入出力などは、‘\n’ を、対象システムにおける正しい改行の表現として扱います。たとえば、Windows環境ならば、CR+LF として扱われます。バイナリモードで開かれたファイルでの入出力ではこのような処理は行われず、‘\n’ は ‘\n’ のまま扱われるので、‘\r’ と組み合わせなければなりません。

C言語での詳しい解説が、C言語編第42章にあります。


参考リンク

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