機器やシステム、ソフトウェア、プログラムなどに、あとから機能を追加したり、性能を向上させたりする際の容易さの度合いのこと、あるいはそれが可能であるという性質のことです。
たとえば、性能が向上した新製品に取り換えられるように、機器を構成している部品の一部が取り換え可能になっていたり、多めに空きスロットが用意されていたりすることは、拡張性を高めた設計といえます。
システムへの負荷が増えたり、規模が大きくなったりしても、そのまま運用が可能である性質については、スケーラビリティという呼び方をすることもあります。
プログラムにおいても、機能追加がしやすいコードは拡張性が高いといえます。コードをモジュールとして使えるように設計して再利用しやすくしたり、コード間の依存を減らして機能追加による影響を受けにくくしたりすることで、拡張性を向上できます。クラスやインターフェース、継承、多態性といったオブジェクト指向プログラミングに登場する概念は、拡張性を向上させるために活用できます。開放閉鎖原則 (OCP) と呼ばれる考え方も重要です。
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