双方向リスト | Programming Place Plus　用語集

名称

• 双方向リスト　【doubly linked list】

解説

連結リストの分類の１つで、要素どうしの連結が、前後の要素への参照情報で行われているもののことです。

要素を後ろへ後ろへと辿っていくことができ、手前側へ戻っていくこともできます。

双方向リストに対して、後続の要素への参照情報だけをもつ連結リストは、単方向リストと呼ばれます。

また、連結リストをほかの観点で分類する考え方があり、先頭と末尾という概念をもつものを線形リスト、先頭と末尾の概念がなく、要素が円環状に接続されているものを循環リストと呼びます。たとえば、先頭と末尾の概念があり、前後の要素への参照情報をもつ連結リストは、線形リストであり双方向リストです（合わせて、双方向線形リストのように表現される場合もあります）。

双方向リストの考え方や実装方法を、アルゴリズムとデータ構造編【データ構造】第４章で解説しています。