この章の概要です。
C言語や C++ のプログラムでは、ヘッダファイルを使うことがあります(C言語編第24章)。
ヘッダファイルは、ソースファイルから #include を使って取り込んで使うものです。あくまでもコンパイル対象はソースファイルの方であって、ヘッダファイルを単独でコンパイルできません。
そのため、ヘッダファイルの方は、Visual Studio のプロジェクトに追加しなくても、きちんと正しいフォルダに正しい名前で配置されていれば問題ありませんが、そのプロジェクトに関係しているヘッダファイルはプロジェクトに追加しておいた方が分かりやすくはあります。
プロジェクトに、新規のヘッダファイルを追加する操作は、Visual Studio上で行えます。
まず、ソリューションエクスプローラー上で、ヘッダファイルを作成したい位置で右クリックします。現れたメニューから、【追加】>【新しい項目】を選択します。
すると、次のようなウィンドウが表示されます。ここで、【ヘッダーファイル(.h)】を選択して、下部の【名前】の欄に、作成するヘッダファイルの名前を入力します。
ヘッダファイルの名前を入力してください。拡張子は付けなくても、自動的に「.h」が付加されます。
拡張子に関する話題が、こちらのページにあります。
また、【場所】の欄にフォルダの場所を入力すると、その場所にファイルが作られます。右側にある【参照】をクリックして、場所を選択できます。
ソリューションエクスプローラーが、実際のフォルダ構造を表示する状態になっていた場合は、最初の手順で右クリックした位置がデフォルトの作成場所になっています。そうでなければ、プロジェクトファイルがある場所がデフォルトになっています。
右下の【追加】ボタンをクリックすると、実際にファイルが作成されます。同時に、Visual Studio上で、そのファイルが開かれた状態になります。
Visual Studio の外でファイルを作ってある場合は、ソリューションエクスプローラー上で、ヘッダファイルを作成したい位置で右クリックします。現れたメニューから、【追加】>【既存の項目】を選択します。
するとウィンドウが開くので、追加したいファイルを選択します。【追加】をクリックして完了です。
もう1つの方法として、Windows のエクスプローラから、ドラッグ&ドロップすることでも追加できます。
新規作成。
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