この章の概要です。
コンパイラが報告する警告の1つ1つは、その重要度に応じてレベル1~レベル4に分類されています。レベルが高いものほど、重要度が高いものになります。
コンパイラオプションを設定することによって、報告させる警告のレベルの下限を指定できます。
たとえば、プロジェクト全体で警告のレベルを変更するには、以下のように操作します。
「レベル4 (/W4)」を選択しても報告されない警告がいくつか存在しています。これらは、ほとんどのプログラマーにとって、ほぼ報告不要と思われる程度の情報だからです。「警告をすべて有効にする (/Wall)」を選択すると、そういった警告も報告されるようになります。
一般的には、プログラムの完成度を高めるために、警告はできるだけ報告されるようにしておいて、すべてきちんと対処するべきです。しかし、警告レベルが高すぎると、あまりにも細かい(問題のない)警告が大量に報告されることがあります。
そのようなときには、特定の種類の警告を個別に抑制(報告されないように)できます。
特定の警告を別個で抑制できます。
この抑制を行うためには、警告の番号を知っている必要があります。警告の番号は、警告が報告されたときに、【出力】ウィンドウや【エラー一覧】ウィンドウに表示されています。
この写真の場合、「C4244」という警告が出ています(C2065 の方はエラーです)。
警告を抑制する手順は次のとおりです。
複数指定する場合は「4244;4101」のように、セミコロンで区切って入力します。あるいは、右端の「∨」をクリックして「<編集…>」から入力するといいでしょう。
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