ある処理が、続行できないほどではないものの、疑いなく正常であるとはいえないとき、その事態を知らせるもの(おもにメッセージ)です。
処理が続行できないほど重大な問題は、エラーと呼ばれます。警告の場合は、処理が続行可能ではあることがほとんどですが、何かしら意図しない状況になっている可能性があります。
ソースコードが、プログラミング言語の文法ルールに沿っていないと、コンパイルの際に、コンパイラがコンパイルエラーを報告することがあります。
コンパイルエラーが出た場合は、コンパイルは正常に完了していません。コンパイルという処理が正常に続行できないことを検出して、自動的にコンパイルが中断されます。
エラーとしてコンパイルを中断させるほどではない軽微な問題のときには、警告を発することがあります。
たとえば、変数が宣言されているが、どこからも使われていないとき警告を発することがあります。プログラミング言語のルール次第ですが、宣言した変数を使わないことは、そのソースコードをコンパイルするにあたっては別段問題ないことです(無視できるので)。しかし、コンパイラには、これがプログラマーの意図どおりであるかを判断できませんから(使うつもりだったのに処理を書いていないとか、反対に、使わなくなったのに宣言を消し忘れているのかもしれない)、警告というかたちでプログラマーに知らせます。
通知された警告が本当に問題のあるものなら修正します。問題がないとしても、コンパイラが警告を発しなくなるよう、疑いを晴らすための修正を加えます。どうしても難しい場合や、コンパイラの通知が明らかに過剰であるのなら、コンパイラオプションによって、警告を抑制することができます。
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