ferror | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

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ferror関数 🔗

概要

ファイル処理のエラーの有無を確認する。

ヘッダ

stdio.h

形式

int ferror(FILE* stream);

引数

stream

対象のストリーム。

戻り値

ストリームのエラー指示子がセットされていたら 0以外を返す。そうでなければ 0 を返す。

詳細

エラー指示子は、FILE型のオブジェクトの中にあり、読み取りや書き込みの際にエラーが発生したときにセットされている。この値を直接調べるのは不適切であり、必ずこの関数を呼び出すべきである。
fopen関数fclose関数の失敗のような、読み書き自体のエラーではないものは、この関数では検出できない。それぞれの戻り値を調べればよい。
1度セットされたエラー指示子は、クリアを行わない限りセットされ続けている。エラー指示子のクリアは clearerr関数によって行う。

注意

使用例

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main(void)
{
    FILE* fp = fopen("test.txt", "r");
    if (fp == NULL) {
        fputs("ファイルオープンに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    for (;;) {
        int c = fgetc(fp);
        if (c == EOF) {
            if (feof(fp)) {
                break;
            }
            else if (ferror(fp)) {
                fputs("読み込み中にエラーが発生しました。\n", stderr);
                exit(EXIT_FAILURE);
            }
            else {
                // 有効な文字なので、そのまま続行
            }
        }
        putchar(c);
    }

    if (fclose(fp) == EOF) {
        fputs("ファイルクローズに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }
}

入力ファイル(test.txt)

Hello, World

実行結果:

Hello, World

関連

clearerr関数で、エラー指示子のクリアができる。

解説章

第40章


参考リンク 🔗

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更新履歴 🔗

 全体的に文書を見直し修正。

 新規作成。



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