fread | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

トップページC言語編標準ライブラリのリファレンス(名前順)

トップページC言語編標準ライブラリのリファレンス(ヘッダ別)


fread関数 🔗

概要

入力ストリームから、任意の大きさの要素を任意の個数だけ読み取る。

ヘッダ

stdio.h

形式

size_t fread(void* restrict ptr, size_t size, size_t n, FILE* restrict stream);

引数

ptr

読み取ったデータを受け取る配列を指すポインタ。

size

要素1個の大きさ。

n

要素数。

stream

入力ストリーム。

戻り値

実際に読み込まれた要素数。
エラーが発生したり、ファイルの末尾まで到達したりした際には、引数n よりも小さい値が返される。引数size や n に 0 を指定した場合には、何も起こらず、0 が返される。

詳細

引数 n の個数分だけ、大きさが引数 size の要素を読み取る。

注意
使用例
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main(void)
{
    FILE* fp = fopen("test.bin", "rb");
    if (fp == NULL) {
        fputs("ファイルオープンに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    int num;
    if (fread(&num, sizeof(num), 1, fp) < 1) {
        fputs("読み込み中にエラーが発生しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    double d;
    if (fread(&d, sizeof(d), 1, fp) < 1) {
        fputs("読み込み中にエラーが発生しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    char str[7];
    if (fread(str, sizeof(str[0]), sizeof(str), fp) < sizeof(str)) {
        fputs("読み込み中にエラーが発生しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    printf("%d\n", num);
    printf("%lf\n", d);
    printf("%s\n", str);

    if (fclose(fp) == EOF) {
        fputs("ファイルクローズに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }
}

実行結果(標準出力):

900
7.850000
xyzxyz
関連

書き込みには fwrite関数を用いる。

解説章

第42章


参考リンク 🔗

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
以下のリンクから商品を購入されると、Programming Place 管理者に紹介料が支払われています。


更新履歴 🔗

 全体的に文章を見直し修正。

 「サイズ」という表記について表現を統一。 型のサイズ(バイト数)を表しているところは「大きさ」、要素数を表しているところは「要素数」。

 新規作成。



標準ライブラリのリファレンス(名前順)のトップページへ

標準ライブラリのリファレンス(ヘッダ別)のトップページへ

C言語編のトップページへ

Programming Place Plus のトップページへ



はてなブックマーク に保存 Pocket に保存 Facebook でシェア
X で ポストフォロー LINE で送る noteで書く
rss1.0 取得ボタン RSS 管理者情報 プライバシーポリシー
先頭へ戻る