アナログ | Programming Place Plus 用語集

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名称

解説

情報の表現が、連続的な形式で行われていることをいいます。

たとえば、電流や電圧、時間や温度といった物理的な量で表現することが挙げられます。

対して、離散的(連続しておらず、飛び飛びであること)な方法で表現することを、デジタルといいます。

時間を表現する時計でいえば、「時:分:秒」で表記するデジタル時計は、1秒より小さい部分は無視しており、本当はあるはずの隙間の部分が表現されていません。アナログ時計では、秒針が滑らかに動くことで、秒と秒のあいだを隙間なく表現します。


アナログの利点としては、データを正確に表現できることが挙げられます。しかし、正確に記録できるか、正確に再生できるか、といったことが別の問題としてあることに注意が必要です。記録や再生、コピー、転送などを行うときに、雑音や電磁波、ほこりなど、さまざまなノイズの影響を受けやすい欠点があり、内容にわずかながら変化が起きてしまうことがあります。

また、データの総量が大きくなりやすく(細かい部分まで正確に表現するため)、劣化しやすい(アナログレコードに傷が入るなど)といった欠点もあります。

デジタルは、アナログの利点と欠点を逆にしたような特性をもちます(表現は不正確になるが、変化することはなく、コピーや転送が容易。劣化しにくく、データの総量も小さい)。


基本的に、コンピュータはデータをデジタルに表現するため、コンピュータを利用していることをデジタルと呼び、そうでないもの(特に旧時代的なもの)をアナログと呼ぶことがありますが、本来の意味からいえば誤用です。コンピュータと関係せずとも、デジタル表現をすることはありますし、ましてや、デジタルとアナログに優劣のような関係性はまったくありません。


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