手順を与えてやれば、それに従って計算処理を、人間の介入なしで行うことができる機械のことです。
コンピュータは、大量の仕事を、高速に、指示どおりに間違うことなく、休みなく行えますから、人間が膨大な労力をかけて行っていた仕事の多くを肩代わりさせることができます。
ただし、手順を記述するプログラムにミス(バグ)があっても、コンピュータは疑問を持つことなく実行しますから、人間の意図がコンピュータに正確に伝わるようにプログラミングしなければならない難しさがあります。
一般の利用者は、プログラムをソフトウェアと呼ばれる形で入手し、使用します。ソフトウェアは、販売されていることもありますし、ダウンロードなどの手段で無料で入手できることもあります。また、購入したコンピュータには、すでにいくつかのソフトウェアが同梱されているのが普通です。
現代の一般的なコンピュータは、ノイマン型コンピュータと呼ばれるコンピュータの考え方に基づいてつくられています。
ノイマン型コンピュータの特徴の1つに、手順を記述したプログラムを、データとしてコンピュータに内蔵し、それを実行して処理を行うプログラム内蔵方式があります。
もう1つの特徴として、入力装置、出力装置、演算装置、記憶装置、制御装置という、コンピュータの5大装置を備えている点があります。つまり、データを入力でき、処理の結果を出力でき、演算処理を実行でき、データを記憶しておくことができ、各装置を連携させるような制御機能を備えているということです。これらの装置の一部は、コンピュータの内部に入っているのではなく、外側に接続されているかもしれません。
個人で使うコンピュータのことをパーソナルコンピュータ(パソコン、PC)と呼びます。ここでいう「個人」には、企業内の1人という意味合いも含みます。つまり、1人に1台を割り当てて使用できるコンピュータと捉えることができます。
気象予測のような非常に大規模な計算を、超高速で行うコンピュータとして、スーパーコンピュータ(スパコン)があります。
複数のコンピュータから接続され、機能を提供するコンピュータをサーバーと呼びます。ただし、サーバーという用語は、コンピュータそのもののようなハードウェア(サーバーマシン)を指す以外に、機能を提供するソフトウェア(サーバーソフト)を指す用語としても用いられます。
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