デジタル | Programming Place Plus 用語集

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名称

解説

情報の表現が、整数のような離散的な数によって行われていることをいいます。

「離散的」とは、「連続しておらず飛び飛びである」ということです。たとえば整数による表現では、小数点以下に数値があるような数を表現できないので、0 と 1 のあいだや、1 と 2 のあいだには隙間がある(連続していない)ことになり、飛び飛びであるといえます。

対して、隙間なく連続的な方法で表現することを、アナログといいます。


コンピュータは、データビットの並び(ビット列)で表現しますが、これもデジタルな表現です。0 と 1 の2択を、電圧の高低やスイッチの ON/OFF、穴が空いている/空いていない、といったような物理的な表現の2択と対応付けることで、データを記録したり、転送したりします。

プログラミングに関係する話でいえば、コンピュータがデータをデジタルに扱っているために、小数点以下を含む数値の計算で誤差が生まれる問題があります。

デジタルの利点としては、データの総量を小さく抑えることができ(たとえば、小数点以下を記録することをあきらめれば、データは小さくなる)、劣化しにくい(空けていた穴が時間の経過によって閉じてしまうことはあまりありそうにない)、コピーしやすい(記憶媒体の種類や通信手段の違いに影響されない)といったものがあります。一方で欠点としては、正確に記録することができないことがあげられます。アナログの利点と欠点はその反対です。


コンピュータを利用していることをデジタルと呼び、そうでないもの(特に旧時代的なもの)をアナログと呼ぶことがありますが、本来の意味からいえば誤用です。コンピュータと関係せずとも、離散的な表現をすることはありますし、ましてや、デジタルとアナログに優劣のような関係性はまったくありません。

また、コンピュータのイメージからか、デジタルとはビット(2進数)で表現するものであるといわれることもありますが、これも誤りです。


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