データを圧縮する方式のうち、圧縮後のデータを、圧縮前のかたちに復元できないものをいいます。
非可逆圧縮は、元のデータから、人間がはっきりと認識できない部分を削除したり、改変したりすることによって、高い圧縮率を実現します。元のデータを削除・改変してしまうため、元に戻すことができません。
非可逆圧縮がよく使われるのは、画像や音声、動画といったデータです。こういった類のデータには、方法を工夫すれば、人間の認識力では気付かれないように削減できる情報が含まれていることが多く、データ量を大幅に減らせます。具体例としては、JPEG(画像)や MP3(音声)、MPEG-2(動画)などがあります。
非可逆圧縮に対して、圧縮前の状態を完全に取り戻せる圧縮方式を、可逆圧縮といいます。完全には元に戻せる代わりに、非可逆圧縮よりも圧縮率が劣ることが多いです。テキストデータのように、元に戻らないのでは意味がないタイプのデータには、非可逆圧縮を用いることはできないので、可逆圧縮を用います。
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