命名規則の1つで、複数の言葉で構成される単語やフレーズをつなげて表記するとき、各要素の先頭にくる文字を大文字で表記する方法のことです。
ほとんどのプログラミング言語では、1つの名前の中にスペースを挟み込むことができないため、たとえば得点を取得する関数の名前を
get score
とはできません。そこで、こういった場合の表記のルールが必要であり、その1つがキャメルケースです。
この例をキャメルケースで命名すると、getScore あるいは GetScore になります。一番先頭の文字を小文字にする方法は特に、ローワーキャメルケース(LCC)と呼びます。一番先頭に来る文字についても大文字にする方法は特に、アッパーキャメルケース(UCC)あるいはパスカルケースと呼ばれます。
単にキャメルケースといったときには、ローワーキャメルケースとアッパーキャメルケースの両方を含めている場合と、ローワーキャメルケースのことを指している場合とがあります。後者の場合、アッパーキャメルケースをパスカルケースという名前で呼び分けます。
なお、「キャメル」とは「ラクダ」のことで、名前の途中にあらわれる大文字の部分を、ラクダのこぶに見立てています。
キャメルケース以外によく使われる方法として、スネークケースやケバブケースがあります。
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