宣言 | Programming Place Plus 用語集

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名称

解説

ソースコード上で、変数関数などの使用に先立ち、その名前(識別子)などを明確にすることです。

宣言の構文、あるいは宣言が必要かどうかについては、プログラミング言語によって異なります。

プログラミング言語によっては、変数や関数(の引数戻り値)にがありますから、型も宣言の記述に含まれます。また、宣言した位置によって、スコープが決定されることもあります。

C言語の場合

C言語では、変数や関数の宣言が必須です。ただし、「定義」と呼ばれる記述が、宣言を兼ねることがあります。

変数を宣言するには、型と名前を記述します。初期値を与えている場合は「定義」ですが、宣言を兼ねます。

int main(void)
{
    int num;        // int型の変数 num を宣言
    int num2 = 0;   // int型の変数 num を定義(宣言でもある)

    // num や num2 を使用できる

    return 0;
}

この例では main関数の内側で宣言しており、宣言位置よりも後ろ側、かつ main関数の終わりまでのあいだで、num や num2 を使用できることになります。詳細は、C言語編第3章を参照してください。

関数の宣言は、次のように行います。

// double型の引数を1つ持ち、int型の戻り値を返す関数 func を宣言
int func(double a);

int main(void)
{
    // func を使用できる(ただし、定義がないとリンクエラーになる)
    int n = func(12.3);

    return 0;
}

関数の場合は、その関数の本体(中身のソースコード)も記述すると「定義」ですが、やはり宣言を兼ねます。詳細は、C言語編第10章を参照してください。

// double型の引数を1つ持ち、int型の戻り値を返す関数 func を定義(宣言でもある)
int func(double a)
{
    return (int)a;
}

int main(void)
{
    // func を使用できる
    int n = func(12.3);

    return 0;
}


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