ある集合に含まれている複数のものの中から、特定の1つを識別できる情報のことです。
プログラミングにおける例として、変数名や関数名が挙げられます。これらは、複数ある変数や関数を区別できる情報なので、識別子であるといえます。
また、ファイルの名前であるとか、メールアドレス、IPアドレスや、ユーザーIDなど、識別子と呼べるものはいたるところにあります。
こういった識別子は、「特定の1つ」を決定できなければならないので、異なるものに同じ識別子が使われていてはなりません。
現実には名前が重複することはよくあるため、グループ分けするなどして、区別を付けられるようにする追加の工夫が必要な場合があります。たとえば、同じ名前の変数があっても、それぞれが別関数のローカル変数であれば、互いの区別はつくでしょうし、名前空間を使う方法もあります。
同様に、同じ名前のファイルは、異なるフォルダに保存すれば区別が付けられます。
「ID」と呼ぶ場合には、identification と identifier の2つの訳語があり、前者の場合は「特定の1つを識別すること、方法」の意味になります。
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