関数を呼び出す際に、呼び出し側から関数へ引き渡す値、あるいはそのやり取りのために使う変数のことです。また、関数に限らず、外部から渡すデータの意味で使われます。
読み方としては「ひきすう」が適切です。
引数を記述する方法はプログラミング言語によって異なりますが、一例として、ある文字列を [ ] で囲って出力するという処理をおこなう関数を挙げます。
// 関数の定義
void putsWithBrackets(string s)
{
puts( "[" + s + "]" );
}
// 関数の呼び出し
putsWithBrackets("xyz");
この場合、関数 putsWithBrackets には s という名前の文字列型の引数があります。これに合わせるように、呼び出し側からは文字列を1つ、引数として指定します。引き渡された “xyz” という文字列を、関数内では s という名前で使用できます。
引数の型や名前、個数については、関数を定義する側が、プログラミング言語の制約の範囲内で自由に決められます。
また、関数を呼び出す側が記述する引数 “xyz” を実引数、関数側が記述する引数 s を仮引数といって呼び分けることがあります。
英語表現としては、実引数がアーギュメント(argument)、仮引数がパラメータ(parameter)です。単に「引数」という場合にはパラメータとすることが多いですが、アーギュメントとすることもあります。
なお、引数が、関数の呼び出し側から関数へ値を引き渡すしくみであるのに対し、その反対方向の流れ、つまり、関数から呼び出し側へ値を返すしくみもあり、こちらは戻り値と呼びます。
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