fputwc | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

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fputwc関数 🔗

概要

出力ストリームへワイド文字を1文字出力する。

ヘッダ

stdio.hwchar.h

形式

wint_t fputwc(wchar_t c, FILE* stream);

引数

c

出力するワイド文字。

stream

出力ストリーム。

戻り値

成功すれば、c がそのまま返される。失敗時は WEOF が返される。

詳細

書き込みエラーが発生した場合は、ストリームのエラー指示子がセットされる。表現形式エラーが発生した場合には、errnoEILSEQ を格納する。
同じことを行う putwc関数がある。putwc関数はマクロとして実装されていることがあり、効率が良いかもしれないが、使い方に注意が必要である。

注意
使用例
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main(void)
{
    // 以下の fopen関数の第2引数は、Visual Studio 2017 の機能を使っている。
    // 「, ccs=***」のような表記によって、開かれたストリームに入出力するデータを、
    // そのエンコーディング形式で変換する。

    FILE* fp = fopen("test.txt", "w, ccs=UTF-16LE");
    if (fp == NULL) {
        fputs("ファイルオープンに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    fputwc(L'あ', fp);
    if (ferror(fp)) {
        fputs("書き込み中にエラーが発生しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    if (fclose(fp) == EOF) {
        fputs("ファイルクローズに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }
}

実行結果(標準出力):

実行結果(test.txt):

関連

マルチバイト文字版は、fputc関数である。
putwc関数は、同じ効果を持つが、マクロとして実装されていることがある。
文字列の出力には、fputws関数が使える。

解説章


参考リンク 🔗

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更新履歴 🔗

 VisualStudio 2015 の対応終了。

 書き込みエラー、表現形式エラーに関する記述を追加。
「使用例」を書き換えた。

 新規作成。



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