メモリの種類の1つで、記憶されているデータをランダムアクセスできるという性質をもったもののことです。
また、メインメモリ(主記憶装置)のことを指して「RAM」と呼ぶ場合もあります。これは、メインメモリはほぼ間違いなく RAM によって実現されているためです。
なお、たいてい「ラム」と読みます。
名称からいっても、ランダムアクセスできることにこそ特徴があるのですが、実際のところ、ランダムアクセスできないメモリは少なく、あまりこの特徴がクローズアップされることはありません。
むしろ、読み取りと書き込みの両方が行えるという点を、特徴として挙げることが多くあります。この特徴を挙げるときには、読み取りだけしか行えない ROM(Read Only Memory)と対比することが多いですが、両者の先頭2文字の意味は「Random Access」と「Read Only」であり、まったく別の特性をあらわしているものであって、本来比べるようなものではありません。
RAM の「Random Access」と対比させるのなら、SAM(Sequential Access Memory)が適切です。SAM はシーケンシャルアクセスのみが行えるメモリです。
RAM をさらに種類分けすると、DRAM や SRAM などに分けられます。
DRAM はつねに通電を続けなければ、記憶内容が消失してしまうという欠点をもつ一方で、比較的安価に大きな容量を確保できる利点があります。メインメモリには DRAM が使われます。
SRAM は DRAM のようにつねに通電を続ける必要がなく、消費電力を少なく抑えられますが、記憶容量当たりの単価が高く、大容量を実現することが難しい欠点があります。しかし、高速で低消費電力であることを活かして、キャッシュメモリや携帯機器などで使用されています。
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