プログラミングで必要になる機能を、プログラム全体を制御する基本的な構造をほぼ組み立て済みの状態でまとめたものです。
フレームワークに含まれている基本要素は、ソースファイルなどのコード群で、開発者はこれらを呼び出して使用します。また、基本的な構造を提供するものであることから、設計の方針のような部分まで含むと考えられることが多いです。
プログラム全体を制御する基本的な構造をフレームワーク側が持っているところがポイントで、この点がライブラリと大きく異なります。
フレームワークでは、基本的な構造の上で、そのルールに従うようにプログラミングを行うことになるので、ある程度の制約のもとで開発を行うことになります。
ライブラリの場合は、「別個の機能の集まり」(たとえば関数の集まり)という雰囲気が強く、全体的な設計には口出ししないものが多いです。基本的な構造をライブラリを使う側が構築し、その中から、別個に機能を呼び出して使います。
このように、フレームワークを使った開発は、ある意味で自由度が下がっていることになります。しかし一方で、設計を一から検討したり、基盤となる部分をプログラミングしたりする時間はほぼ無くなるため、開発効率は大きく向上します。「とにかく動くものを素早く作り上げる」という点において、フレームワークの効果は絶大です。
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