ソフトウェアなどの製品について、修正・更新したものと、それ以前のものとを区別するために割り振られる番号や符号のことです。
1.0、1.1、2.0 だとか、1.0.3、1.1.0 といったように、いくつかの数字をピリオドで区切って表現することが多いです。また、2.0a、2.0b のようにアルファベットなどを使って、そのバージョンに何らかの意味付けをするケースもあります。たとえば、「a」はアルファ版、「b」はベータ版を表すといった具合です。
製品が更新されるたび、数字の部分を大きくしていきます。多くの場合、最初の正式版に 1.0 を割り当てます。その後、大きな変更の際には 2.0 のように上位の番号を増やし、小さな変更では 1.1 とか 1.0.1 のように、下位の番号を増やします。上位側の番号が増えるとき、下位の番号は 0 に戻されます(1.2.1 -> 2.0.0 のように)。
バージョンを上げる変更をバージョンアップといいます。下位に近い側の番号が増えるバージョンアップは、比較的小さな改良や、軽微な問題を修正したものであり、マイナーバージョンアップと呼ばれます。一方、上位の番号が増えるバージョンアップには、大きめの改良や新機能の追加、仕様変更や、重大な問題の修正を含むことがあり、メジャーバージョンアップと呼ばれます。
バージョンと似た用語として、リビジョン、ビルド、リリースといったものがあり、ほぼバージョンと同じ意味で使うこともありますが、それぞれ異なる意味で使うこともあります。
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