このページでは、プログラミングにおける「インクリメント」について説明します。
プログラミングにおいて、変数の値を 1 増やす操作のことです。また、変数以外を対象にして用いるケースもあります(「カウンタをインクリメント」するなど)。
通常の加算演算子(+)を使って、a = a + 1; などのように記述することでも実現できますが、多くのプログラミング言語には専用の演算子が用意されています。たとえばC言語や C++ では ++ がインクリメント演算子です。
インクリメント演算子には、オペランドの手前に置く前置(++a)と、オペランドの後ろに置く後置(a++)の2種類があります。前置と後置のインクリメントは対象の変数の値を 1 増やす点では同じですが、式全体を評価した結果の値が、前置ではインクリメント後の値に、後置ではインクリメント前の値になることに違いがあります。そのため、++a や a++ のように式の結果を使わないケースでは違いはありませんが、b = ++a; と b = a++; のように式の結果を使う場合には、b に代入される値が異なります。
前置と後置に関する挙動はC言語や C++ を例として挙げています。ほかのプログラミング言語では違いがあるかもしれません。C言語のインクリメントについての詳細はC言語編「for文」を、C++ のインクリメントについての詳細は新C++編「for文」を参照してください。
なお反対に、変数の値を 1 減らす操作はデクリメントと呼ばれます。
Programming Place Plus のトップページへ
| はてなブックマーク に保存 | Facebook でシェア | X で ポスト/フォロー |
| LINE で送る | noteで書く |
|
| 管理者情報 | プライバシーポリシー |