式の中で、演算の種類をあらわすために用いられる1文字以上の記号のことです。
ここでいう「演算」には、四則演算のような算術演算や、ブール値を扱う論理演算のほか、大小関係の比較や、変数への値の代入といったものも含まれます。
演算子の種類や、その表記のしかたは、プログラミング言語によって異なります。ほぼ確実に存在するであろう例としては、加算をあらわす「+」や、大小関係の比較をあらわす「<」「>」といったものがあります。
演算子には、演算を適用する対象の値や変数がセットになっています。そういった値や変数のことを、オペランド(被演算子)といいます。オペランドが1個の演算子を単項演算子、2個の演算子を二項演算子、3個の演算子を三項演算子と呼びます。オペランドが3個以上ある演算子はあまり存在しませんが、C言語の条件演算子が比較的よく知られています。
同じ記号に、複数の意味が割り当てられていることがあります。たとえば、「+」という記号に対して、数値の加算、符号としてのプラス、文字列の連結といった意味があるといった具合です。
意味が複数あるとき、どの意味で用いられているのかは、オペランドの個数や型によって判断します。「+」の例でいえば、3 + 5
は2つの数値を伴っていることから加算の意味、+10
の場合は1つの数値に対して使っていることから符号の意味、"abc" + "xyz"
は2つの文字列型の値を伴っているので連結の意味なのだと判断できます(実際のルールはプログラミング言語によって異なる可能性があります)。
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