プログラミングにおいて、式に含まれる変数や関数などの値をもとにして、式全体としての値を得ることをいいます。
1つの式の中には、いくつかの式が含まれていることがあります(何が式であるかの規則は、プログラミング言語によって異なります)。たとえば、x = f() * 2 + a
という式には、関数 f の呼び出し、関数 f
の結果と 2 の乗算、その結果と変数 a の加算、変数 a の値へのアクセス、変数 x への代入といった式が含まれています。これらの式を値に置き換えていくことを評価といいます。
f()
という式に対しては、関数 f
を呼び出して、その結果(戻り値)を式の値とします。f() * 2
は乗算の結果が式の値になりますし、その結果をさらに + a
する式では、加算の結果が式の値です。a
は変数 a
が現在保持している値に置き換えます。最後の代入も式で、変数 x
の値に、右辺の式を評価した結果の値が入ります。
式を評価することによって、変数の値が変わったり、外部のファイルの内容が変わったりといった、何かしらの状態の変化が起こることを副作用といいます。
f() * 2 + a
という式においては、関数 f の内部で静的変数の書き換えたり、出力などの処理を行ったりしていれば、この式には副作用があるといえます。
また、x = f() * 2 + a
のように代入を行った場合、変数 x
の値が変化するので、代入式には副作用があります。
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